本記事には、商品プロモーションもしくは広告が含まれています。
キャリア

ストレスフルな職場で働き続けたら身体壊して8ヶ月働けなくなった話。

暗い森の中の緑の紅葉

こんにちは、初心者ブロガーのりょん(@ryon_lynwood)です。
過酷な労働環境で、「これが社会人だ」と言い聞かせて無理して働いている人、きっとたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。私もそうでした。

私は初めての就職で携帯販売の仕事に就きました。
私がいた就業環境はあまり整っていなかったので労働が辛く、一秒でも早く帰りたくていつもタクシーで帰宅するような毎日を送っていましたが、社会って厳しいものだよね、という強い思い込みからその環境に耐えて働いていました。

でも、徐々に体調が悪くなり始め、退職を引き延ばされてようやく退職をできた時には、身体はボロボロな状態でした。

結果的に私は退職後、寝たきり生活を続けて次の仕事を始められたのは8ヶ月後。それもアルバイト社員での就業でした。
その間は通院や療養の日々で、焦りや不安を感じながら過ごすことになりました。

この経験を通して、今まさに無理をして働いている人に向けて、無理を続けるとこうなる可能性もあるよ、ということをお伝えしておきたいと思います。

▼この記事はこんな人におすすめ▼
  • 携帯販売の仕事が辛い人
  • 休みになると体調が悪くなる人
  • 今過酷な職場で無理して働いている人
  • 労働時間は正常だけど、精神的負担が大きい人

無理な労働を続けて現れてきた体調不良の数々

私は精神的・身体的に辛いな、と感じる職場でしばらく働いていたのですが、徐々に様々な体調不良があらわれてくるようになりました。

その内容は主に以下のようなものでした。

  • 通勤中に胃痛
  • 無理をすると強い頭痛と吐き気
  • 寒さを強く感じるようになった
  • 休日になると体調不良(だるさ、頭痛など)

この時点では、「あ、私の身体はもうやばい状態だ!」と思える人は少ないと思います。
働いている方なら、上記のような状態になることは珍しくないと思うからです。

個人的にポイントだったのは、「休日になると体調不良」になる点です。

このことを職場の人に話したら、「すごい意識高いね!」といって笑い話になったのをよく覚えています。

要は、「仕事のある日ではなく、休日を選んで体調不良になる私の身体は意識が高い」というわけです。

私もその時はなるほどな~、自分の身体は偉いなあ~とのんきに思っていました。

今思えば、これは仕事のある日は緊張状態なので体調が良く、緊張がほぐれる休日にどっと疲れが出ていたのだと思います。

退職後も続く、体調不良からもたらされる苦しみの日々

上記のような体調不良はありつつも、それについてはほとんど気にせず仕事を続けていました。

一方、私は仕事を始めて1年が経つ頃には接客がしんどくなっていて、将来に希望も持てず
退職の意向を上司に伝えていました。

ですが、携帯販売の現場はいつでも人手不足。
話はろくに取り合ってもらえず、ようやく話が受けいれてもらえたと思ったら退職時期を引き延ばされて結局退職できたのは意思を伝えてから9ヶ月後でした。

辞めたい辞めたいという思いを抱えながら働き続けた9ヶ月間は本当に長く辛いものでした。
さらに、辞める2か月前に店舗リニューアルがあり、最後はスタッフさんとゆっくり別れを惜しめるような状況ではなく激動の中で幕を閉じました。

退職後に突如始まった体調不良

そうして晴れて有休消化(実質的に退職して)に入って3日後のこと。体調不良は突然にやってきました。

突然の鼻水とくしゃみから始まり、様々な体調不良に見舞われたのです。
その時期に起きた症状はこうです。

  • 微熱
  • 頭痛
  • 息苦しさ
  • 鼻水、くしゃみ
  • 全身の関節痛
  • 喉痛と圧迫感
  • 足のしびれ

さらには、私は有給取得中にイタリア旅行を既に申し込んでいて、体調が悪いながらも旅行には行けたのですがそこで大変な目に遭いました・・・

飛行機を降りたら足首のあたりにムズムズとした感覚を感じて掻いていたら足がむくむくと膨れていき、その晩にはふくらはぎの皮が破れるのでは・・・?と思うほどにぱんぱんに腫れていたんです。

そして足首からふくらはぎにかけては赤い大きな湿疹がでていて、異国の地でこんな大変なことになってどうしよう。。。という恐怖でいっぱいでした。

幸い母も一緒に旅行のツアーに参加していたので一緒に足を冷やしてくれて赤みはその日のうちに引きましたが、それから4~5日は腫れがひかないまま足を引きずるようにして歩いていました。
(本当はツアーには参加せずホテルやバスで休んでいた方がよかったかもしれません)

あの時の恐怖は、今でも忘れることがありません。

自分の身体に一体何が起きているのか?全くわかりませんでした。

日本に帰国してからもこれまで経験したことのないようなだるさと不調を感じながら一日中ベッドで寝たきりの生活を送っていました。

外に出てみても10分の散歩で足がしびれてしまったので、これはいよいよやばいぞ、という絶望感でいっぱいになりました。こんな生活は約8ヶ月にも及びました。

精神を追い詰めていく、焦りと不安

紆余曲折あり、病院にかかって症状が落ち着いてきた頃、今度は別の苦しみが湧いてくるようになりました。

「働けない」という焦りです。

当時私は25歳で、周りの友人は新卒3年目になっていました。

3年目ともなれば、仕事も慣れてきてプライベートも充実している時期ですよね。

SNSでは周りの友人が旅行に行ったり飲み会に行ったり、仕事で成果を出した話をupしたりしていました。

それを見て、「ああ、こうしている間にもみんなはキャリアを築いて経験を積み、お金も貯まっていってるんだろうなあ」と思っていたんです。

今思えば、まだ25歳、いくらでも挽回できましたが、当時はまわりにどんどん差をつけられていく焦りと、一方で自分はいつになったら働けるんだろう?という不安で人生終わった。。。と思うくらいまで落ち込んでいました。

実際、通院しながらでも働こう、と思って応募した派遣の仕事では、通院をしていることを告げると、「まずはきちんと病気を治してから。。。」と派遣会社に断られ、とてもショックでした。

まして、通院は平日とは言え毎週行くような頻度でもないのに。。。

幸い、その後私にぴったりの職場が見つかり、8ヶ月というブランクもあるのでアルバイトから働き始めることができ、その職場ではその後長くお世話になることになります。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回の件はあくまで私個人の体験であり、体質は個人差の大きいものですので、全ての人にあてはまるものではありません。

ただ、身体を壊して働き方を考え直した、という方は職種に限らず多いです。
身体は一度壊してしまうと、元に戻すことはかなり難しいです。私の場合は元通りにはなりません。

もちろん、年を重ねれば病気をすることもありますし何かしら身体に不調をきたすことはあるでしょうが、できるだけ長く健康に働けることの方が私は大事かなと思っています。

もし今すでに過酷な環境で働いていらっしゃるなら、あるいは既に体調に不調をきたしているなら、まずは病院に行って、身体のケアをしっかり行っていきましょう。

また、同時に会社にも働きかけが必要で、体調不良をアピールして休みをとるとか、退職の気持ちがあるならその意思を伝える、というのもいいと思います。
退職をほのめかすと大抵はあなたのことを慎重に取り扱ったり、大きい仕事は任せない運びになるはずなので。

いずれにしても、何かあってからでは遅いので、先の長いあなたの人生を大事にして働き方を考えてみてほしいなと思います。