こんにちは、りょん(@ryon_lynwood)です。
新型コロナウィルスのニュースを見ていて、結婚式をやるべきか辞めるべきか、とても悩ましい状況になっていることに心を痛めています。。。
というのも、私も昨年の台風19号により、結婚式をするかどうか非常に悩んだ経験があるからです。
台風が発生してから、進路がそれてくれないか、早く過ぎてくれないか毎日祈っては朝起きるたび天気予報を見て落ち込んでいました。
だから、今の花嫁さんたちのツイートなどを見ると気持ちが痛いほどわかって、本当に心が痛いです。
その当時、私は他の花嫁さんはどうするんだろう? せめてこれまでの事例を参考にしたいけれどあまり参考にできる事例がない。。。 まわりは「判断は新郎新婦しかできない」といい、全ての重圧が自分たちに覆いかぶさり、誰もアドバイスをくれない。。。こんな状況で主人と2人きりで頭を抱えていました。
やっても後悔しそうだし、やらなくても後悔しそう。そんな気持ちですよね。
私がまさに、そうでした。
参考になるかはわかりませんが、私が中止を決断した経緯や判断基準をみなさんにお伝えします。
台風による結婚式の中止~私の場合~
私たちの結婚式は2019年の10月13日でした。3連休の中日です。
台風は12日が直撃で、13日には関東を去る、とのことでした。
12日の挙式であれば、間違いなく中止か延期を選択していたと思います。
でも、13日ならできるのではないか、という「やろうと思えばできてしまう」状態でした。
1.揺れる判断。私が中止を選ぶまで。
この事態になって、主人はすぐに延期か中止をしたいと考えていました。
来てくれる人を危険な目に晒したくない、というのが彼の思いでした。
でも、私は本当にぎりぎりまで、結婚式を通常通り強行したいと考えていたんです。
もちろん、私もゲストに何かあったら。。。と思うと不安で仕方がなかったです。
でも、私にはどうしても式を強行したい理由がありました。
それは、延期にすればこれまで準備してきた全てが今とは違う形になってしまうからです。
準備にはそれなりに苦労と時間をかけましたし、延期になると、内容は同じでも、もう同じものにはならない、絶対何かが変わってしまうと思ったんです。 たとえば・・・
- 希望の延期日程がおさえられるかはわからない
- 延期後の日程に着たかったドレスがおさえられるかわからない
- 今回来てくれる予定のゲストが、延期後の結婚式に来れるとは限らない
- 席次表やドリンクメニュー、ムービーなど日付が入っているものは全て変更が必要
などなど。。。
ここまで完璧に積み上げてきた準備が全部消えてしまうのか、と思ったら、中止や延期など
そう簡単には選択できません。
なにしろ、やろうと思えばできるかもしれない日にちだったので、なおさら悩みました。
さらに、インスタでは同じ日に挙式予定の花嫁さんたちが「決行します」と言っていたし、キャンセルにする人の声はほとんど表に出てこなかったんですよ。決行できる人がいるなら、私だってやりたい。。。そう思っていました。
きっと、今悩んでいる新郎新婦さんもそうですよね。台風のように交通機関が止まるわけではないのでやろうと思えばできてしまうからこそ、悩ましいんですよね。
そんな苦悩がある中、結論として、私たちは式を中止することにしました。
その判断の決め手は、以下の点でした。
- 既に台風の対応で心が折れかけていた
- 親戚が遠方からの出席で、この日以外に延期できる日がなかった
- 式場が台風を「天災」とみなし、取消料はナシにしてくれた。※それでもかかったのは実費の200万
- 当日実施しても、理想の結婚式とは違うものになる(理想の結婚式でなければ意味がないと思うほど思い入れが強かった)
- 電車が動かなくて人が来ないかもしれない
- ゲストの誰かにもしものことが起きる可能性がある
- 本当は来たくない人もいるかもしれず、自己責任とは言え罪悪感を感じる
実際にキャンセルしてみて、今の気持ちはどうかといえば、やりきった感が大きいです。
人の結婚式の写真やCMなどを見ればまだチクリと痛むものがありますが、それでも準備は大変ながらも楽しくて、結婚式の準備期間が私を花嫁にしてくれたと感じられています。
私はこの現実を受け入れていて、判断は間違っていなかったと思えています。
2.台風対策でゲストに対して行ったこと
台風が発生して、イレギュラーな対応が余儀なくされました。
その時の対応方法には、マニュアルがありませんし前例もあまりありませんでしたので、私たちがどんなふうにゲストに対応したか公開したいと思います。
これはあくまで私たちが何もわからない混乱の中でやってきたことなので、正解ではありませんが、もし必要があれば参考になさってください。
☆挙式の4日前 ゲストに第一報
伝えた内容
- 安全を第一優先にして、欠席も検討してほしいということ
- 欠席時の連絡先(前日まではどこに、当日はどこに)
- 台風によってやるかやらないか近日中に連絡すること
- 台風の中開催する場合の対応について
- タオル、ドライヤーとコテ(数量限りあり)を用意
- 動きやすい服装でお越しください。会場に更衣室がございます。
- 待合スペースは何時からオープン予定のため、早めに来てお待ちいただけます 。
- 披露宴後も交通機関が動いていなかった場合は待合スペースでお待ちいただけます。
- 受付の方で前泊をされる予定の方には宿泊費を負担します。
☆台風の3日前 ゲストに挙式中止の連絡
伝えた内容
- 安全と交通機関の乱れを考慮して披露宴を中止にしたこと
- すでに交通機関や宿泊施設の予約キャンセルの払い戻しができない方には何らかの形で費用を負担すること
- お詫びと感謝
☆挙式予定日後 ゲストにキャンセル費用のフォロー
対応したこと
遠方からのゲストで宿泊費や交通費を払い戻しできなかった方へ
- カタログギフトを贈る
- お金を現金書留で贈る
コロナウィルスの収束見えず。結婚式はやるべき?私の判断基準
今この記事を見て下さっている方は、結局結婚式はやったほうがいいのか、その結論が知りたいのではと思います。
正直、人により状況も違うので私がやるやらないを決めることは出来ないのですが、私だったらこんな判断基準で決めるかな、ということだけお話するにとどめたいと思います。
ここで、結婚式をやるかどうかの判断基準ですが、私はこう考えます。
- その決断によって結婚式は「悪い思い出」にならないか
- その決断によってゲストがどう思うか、その考えや思いを尊重できるか
- 延期、中止をする場合、その費用を負担できるか
私は親族も友達もきてくれて、大好きな人たちに囲まれて時間を過ごしたい、というのが結婚式の一番叶えたい夢だったんです。
延期が考えられない中で、できることならこのまま実施してしまいたい、そう思っていましたが、人の集まらない結婚式が、私にはいい思い出になると思えませんでした。
最高の一日になるはずの結婚式で悲しい思いをしたくないな、というのが一番の要因になりました。
でも、こればっかりは当日を迎えてみないとわからないですね。
実際同じ日に挙式をした方をインスタで見かけますが、大勢の友人に囲まれて幸せそうにしています。実施するにしても人数を縮小するとか、やり方もいくらでもあります。
人により、ケースにより状況は変わりますので、やってみないとわからない、というのが難しいところです。
もし私がゲストだったら
「もし」と書いてますが、実際私も3月末の結婚式に招待されています。
ゲストの視点から、お呼ばれの結婚式をどう考えているかお話したいと思います。
1.新郎新婦のどんな判断も尊重したい
私も台風のときはどうしたらいいか悩んで毎日毎日憂鬱な日々を過ごしました。
だから、今新郎新婦さんたちがひどく悩まれていることも想像に難くありません。
新郎新婦さんたちがどんな決断をしても間違っていないと思います。
予定通り実施することに関して誰がどう思うかはわかりません。どんなふうに思うかは個人の自由です。
でもみんな大人なので、出席するかどうかはゲストが判断すればいいだけだと思います。
なので、どんな決断をしても、その判断は尊重されるべきだと考えます。
2.私だったら出席したい
私が招待されている式は3月末で、その時の状況がどうなっているかはわかりませんが、 喜んで出席したいと思っています。ほとんど不安もなくとっても楽しみです。
強いて不安があるとすれば、私自身もウィルスに罹っていないとはいえず、それを知らぬ間にゲストや新郎新婦にうつしてしまわないか、ということくらいです。
持病のある方やご高齢の方には、特に注意したいですね。。。
また、こういった感染症への感じ方というのも人それぞれで、ほとんど気にしないで過ごす人もいればかなり過敏になっている人もいます。
私はたぶんあまり過敏にはなっていない方だと思うのでこんなふうに考えていますが、 人込みはとにかく避けたい、という人がいるのも事実なので、出欠について自己判断で、と呼びかけておくと親切かもしれませんね。
最後に
今一番お辛いのは新郎新婦さんたちだと思います。
そんな中、まわりから「結婚式は本当にやるのか?」と聞かれたりして傷ついている方もいらっしゃると思います。
誰からのアドバイスも得られない中、高額の金額と大勢のゲストを背負って決断しなければいけない重圧、とっても辛いですよね。
私がただひとつ伝えられるのは、その結婚式が「良い思い出」のまま終われたら、どんな決断でも、勇気のある判断だったといえるんじゃないかということです。
私は延期ができるならそれが一番望ましいとは思いますが、いかせんお金もかかりますし、
今年はオリンピックもあるのがネックですね。。。
規模を縮小したり、何かしら対策をして結婚式をするのか、延期するか、中止していつかまた再起をはかるか。。。
私も3月に友人の結婚式のゲストとして呼ばれていますが、どんな決断をしても新郎新婦を尊重します。
開催するなら、喜んで出席します。どうか、後悔のない決断をなさってくださいね。