こんにちは、りょん(@ryon_lynwood)です。
みなさんは仕事をしていて、なんとなく体調が悪くなってきたな、とか職場でストレスがたまりすぎて疲れがとれなくなってきたな、と感じることはありませんか。
私はかつて会社勤めしていたとき、まさにそういった状態になりながらも、休むことはできず働き続けていました。
でも、あまりの辛さに職場を辞めたら、その途端にあらゆる体調不良に見舞われて、体調がだいぶ落ち着いた今も定期的に通院が必要ですし、身体に配慮した働き方が求められています。
どんなふうに身体を壊したか、経緯はこちらの記事にまとめましたので気になる方は参考になさってみてくださいね。
当記事では、身体を壊した結果、現在の生活にどんな影響を及ぼしているか、失ったものを3つに絞ってお伝えしたいと思います。
私は実際に身体を壊して悲しい思いもしましたし、それがハンデにもなっています。
人はいつか病にもなるしずっと同じ状態ではいられないけれど、健康を人のせいにしたり人任せにはしたくないって私は思います。
だから、自分がこの働き方はまずいな、と感じたら、見直してもらえるように、この記事が参考になれば幸いです。それでは、これから身体を壊して失ったもの、トップ3をまとめていきたいと思います。
①健康
まずは「健康」ですね。
私は身体を壊して色々な種類の体調不良が現れましたが、結局今も残っているのはこの3つです。
- 橋本病
- 慢性鼻炎
- 原因不明の関節痛
橋本病は過労の影響が強いですが、その他2点はおそらく元々の体質も影響しており、体調を崩したときに元々素質として持っていたものが出てしまったのだと思います。
橋本病は、甲状腺の疾患です。
橋本病によって日頃の生活が劇的に辛くなった、みたいなことは正直ありません。
でも、だるさや寒さ、体重増加、皮膚の乾燥などは強く症状が出ており、仕事で頑張れなかったり家族からの理解が得られなかったり、結婚式の準備でも困ることが多々ありました。
結婚式の準備でいうと、花嫁美容が最も打撃をうけましたね。
私は花嫁美容で最も大切なのは「ダイエット」だと考えていますが、橋本病だとそもそも痩せにくいですし、ダイエット自体も無理なやり方をすると負担がかかって甲状腺疾患がさらに悪化する懸念すらあります。
さらに、私が地味に頭を悩ませているのは「脱毛」です。
ほとんどの脱毛サロンでは甲状腺疾患を持っている利用者の施術は禁忌になっているはずです。
甲状腺と脱毛、一見関係がないようですが、橋本病の人は乾燥が激しかったり、紫外線などの皮膚に受ける光の刺激に影響を受けてしまう場合があるそうです。
なので、人の手を使ったエステなどは医者の許可がもらえましたが、脱毛はやめた方がいいとかかりつけの医師からはきっぱりと言われました。
中には、橋本病だけど黙って脱毛して何にも問題ありませんでした!という報告もあります。でも、既往歴を伏せて施術を受けることはクリニックに損害を与えますし、何より自分自身の身体に何かあってはいけないので、既往歴は正しく申告しましょう。
また、特に女性には気を付けていただきたいのですが、橋本病は出産にも大きな影響を与えます。
人によりますが、状態が悪くなると妊娠のために薬を菜まざるを得なくなります。私も正直今はそのギリギリのラインなので、医者と要相談という感じです。
将来設計にも大きく関わりますので、女性は本当に!!本当に身体労わって働いてくださいね。。。
②仕事
身体を壊してからはしばらく働けない日々が続きました。
私の場合は身体を壊してから次の仕事に就くまで8ヶ月を要しました。
病気を抱えていると、それを考慮した就業先を探さないといけなくなります。
いざ働き始めようと思っても、体力が落ちているので正社員は不安でした。
それなら、と派遣を考えましたが、月に1回程度通院が必要なことを話すと「週4以下のお仕事か、治療をしてから応募しなおしてください」と言われて、通院も土曜日に行く予定なので調整できるんですけど、と話しましたけどダメでした。
この体験が私の中では結構ショックでしたね。。。通院をしていると、フルタイムの仕事はだめなんだと。
さらに、通院をしていることを会社にもわかってもらいたいという思いはありつつ、やはり「不健康な人は採りたくない」という思いも企業にはあると思うので、どこまでその事情を話すべきかもかなり悩みました。
私はのちに人事の傷病関係を担当することになったのでなおさら思うのですが、やはりいつまでたっても病気と仕事の両立というのは難しい問題だなと感じます。
今は両立支援とかありますが、病気は誰にも起こりえるものです。
それを抱えながらも働きやすい世の中になったら。。。と願うばかりです。
③友人
病気を発症したり、原因不明の体調不良が続いたりすると、気持ちもかなり沈んできます。
私はアレルギー系の症状が多く出ていたのですが、その当時はそれがアレルギーからくるものとはわからず、足がぱんぱんに腫れたり赤い湿疹が出たり、10分歩いただけでしびれが出たりして本当に怖い思いでいっぱいでした。
どこを受診すれば明確な答えが見つかるかもわからず、ただ病院を転々とする日々で、このまま自分は歩けなくなるかも、と思いましたし、寝たきり生活だったので、本当にこのまま
死ぬのかもしれないって本気で思っていたんですよ。
でも、こういう感覚って本人にしかわからないと思います。
私が健常者だったら、きっと理解できなかったと思います。
だから仕方がないんですけど、私はこういうメンタルの状態だったので、心配して会ってくれた友達にも、こいつやばいなって思われて距離をおかれたり、せっかく遊びに誘ってもらっても体調が悪くて期待に応えられず疎遠になってしまったりして、この時期とにかくまわりの人が離れていったなあと感じました。
病気で辛いのに、友達までいなくなるなんて辛すぎますよね。。。
まとめ
いかがでしたか?
橋本病は決して珍しい病気ではなく、成人女性の10人に1人は持っているそうです。
おそらく、気づかないまま受け入れて過ごしている方も大勢いらっしゃると思います。
自分の身に起きたことはもう変えることはできません。受け入れて、これからどう生きていくかを考えるしかありません。
実際に自分の身に起きてみなければ、中々実感はわきませんが、私の体験が誰かの役に立てばと思い、リアルな経験をまとめさせていただきました。
誰もが自分の健康を会社や社会のせいにせず、自分で守れる世の中になればいいなと思っています。
健康を会社任せにしていたらこうなることもあるよ、ということをお伝えできていたら幸いです。