こんにちは、りょん(@ryon_lynwood)です。
よく、携帯ショップの仕事はきつい、ブラックだなんて言われますよね。
では店員さんは、どうして携帯ショップの店員になったのかなって、気になりますよね。
当記事では、実際に携帯ショップ店員として新卒で働いていた私がなぜ携帯販売の仕事に就いたのか、そしてまわりはどういう理由でこの仕事をしていたのかを、知る限りでお伝えしようと思います。
さらに携帯ショップがブラックと言われる理由についても考察していますので参考程度に見てもらえたら嬉しいです。
- 携帯ショップ店員になりたい人
- 新卒で携帯ショップに就職が決まっている人
- 携帯ショップに転職しようと思っている人
携帯販売員になった理由
この章では筆者やまわりの従業員がなぜ携帯ショップ店員として働いているのかについてお伝えします。もし携帯ショップ店員になるかどうか悩んでいる、という場合は別記事「新卒で携帯ショップ店員になるのが不安な方へ|他人と比較せず自分の道を歩もう」がおすすめです。
同記事では主に以下のような不安に焦点を当てて考えを書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 将来のキャリアが心配(接客業でずっと生きていくのか?)
- スキルが身につかなそう(つぶしの効かない人間になるのでは?)
- きつい仕事と聞いているし耐えられるか不安
- 「誰でもできる仕事」というイメージがある
- 結婚や出産に不安がある
- 出会いがなさそう
上記の不安について詳しく知りたい方は
▼新卒で携帯ショップ店員になるのが不安な方へ|他人と比較せず自分の道を歩もう
筆者の場合
私が携帯販売員になった理由は、ズバリ、就活に失敗したからです。
その当時、何社説明会に行っても「やりたい」と思える仕事は1つもありませんでした。
(今思えば、「働く」ということに関してあまりにも考えなさ過ぎたか、ガチで働くことに向いていないんだと思います)
ただ、唯一人と接することが好きだった私は接客ができる仕事で地元でも働ける仕事を探していました。その中で応募していたとある企業から内定をもらえて、それが携帯ショップの代理店運営をしている会社だったというご縁です。
私は上記の企業以外にも銀行や商社の一般事務なども受けていたのですが、ぶっちゃけ全て落ちてしまいました。笑
いつまでも就活を続けていても仕方がないし、ある程度のところで、内定をもらった会社で働いてみようと決意しました。つまり、私にとっては「その仕事しかなかった」という妥協的な理由で携帯販売員を始めたのがきっかけでした。
その時は、携帯販売という仕事は難しそうだけれど、仕事は何をやっても大変だからまずは自分を欲しいと思ってくれた会社で目の前の仕事を頑張ってみよう、という考えでした。
同期・同僚の場合
では、周りはどうだったのか。あくまで私の周りの同期や同僚から聞いた話ですので、全ての販売員さんがこういった理由で働いているわけではないことをご認識の上読んでいただければと思います。
私の同期・同僚はこんな理由で働いている人が多かったです。
同期の場合
- 接客が好きだから
- 会社の「人」がいいと思った
- ここで内定をもらえたから就活は辞めた
同僚の場合
- お金がもらえるから
- 機械に詳しいから
- 接客が好きだから
- 営業職の経験があり、店長を目指したい
新卒で入った同期たちは、わりと内定をもらったから、とか会社の人に魅力を感じて、という人が多かったですね。
また、実際に一緒に働いていた同僚には派遣さんが多かったのですが、そういう方たちは接客が好き、お金のため、生活のため、という方が多かったです。
実際に新卒で携帯ショップ店員になってみて
もちろん大変だった
携帯ショップは覚えることも多いですしクレームも多い、それは入社前からわかっていたことでした。しかし、実際にスタッフになってみて想像以上に大変だったというのが私の感想です。
特に1年目はできないことが多いですし、壊しても壊しても新たな壁が立ちはだかる、という毎日でした。しかし、振り返れば1年目が一番「出来るようになった」という実感を得られる時期でもあったなと思います。1年目の方は日々増えていく「出来た」を大切に、日々を過ごしてほしいですね。
離職率について
携帯ショップに入社される方が不安視されることに「離職率」があると思います。正直私は全ての携帯ショップの離職率が正確にわかるわけではありません。
とは言え、当記事にお越しいただいた方には体感でもいいので離職率を知りたい、という方もいらっしゃるかもしれませんので、私の場合でお伝えさせていただきます。
私の場合は新卒で入社して1年経った頃には同期の半分が離職していました。
これだけ聞くと離職率高いな~と感じるかと思うのですが、携帯ショップは1年目が最も辛い業界です。年次が上がることでどんどん辛さが軽減されていきます。
良い仲間と出会えた
携帯ショップはいい意味であまり「会社的」ではありません。普通の会社だったら、上司には気を遣うし先輩とも仕事としての付き合いになりがちですが、携帯ショップは店舗のスタッフみんなが「仲間」という感覚になりプライベートでも仲良くなりやすいです。
私はファーストキャリアでこういった仕事仲間を持ててすごく幸せでしたし、他の職場の堅苦しい人間関係にギャップも感じました。仕事以外でも仲良くできる仲間の存在はあなたの仕事の辛さを助けてくれますし、携帯ショップを卒業してからも励みになるでしょう。
携帯ショップがブラックと言われるワケ
さて、ここまで携帯ショップで働く理由について書いてきました。
ここから言えることは、少なくとも私の周りでは誰一人として「携帯ショップ店員を志して」この職に就いていた人はいなかった、ということです。
多くの人は「接客が好き」という理由でこの仕事にたどり着いていましたが、ノルマもきついし、難しい手続きも多いし、クレームも多い。。。接客が好き、だけではカバーしきれない負の部分があまりにも多く感じられたのです。
携帯ショップは離職率が高いなんて言いますが、この負の部分を上回るほど接客からやりがいを感じられたなら、きっと辞める人も減っていくのではと思います。
なぜなら、ノルマがきついと言っても常識の範囲内ではあったと思いますし、クレームは多いけど、それも携帯ショップに限った話ではない。残業も多いけれど、もっと残業が多い会社は他にも山ほどある。だから、携帯ショップが特別ブラックなわけではないと思うんです。
もちろん、きつい部類の仕事だとは思うのですが、どうしても携帯販売員になりたい理由があったり、ここで得たい経験がある人にとってはブラックではないと思います。その点、携帯ショップ店員は誰でもなれますし、少なくとも私のまわりは「仕方なく」という気持ちで妥協して働いている人が多かったので、どうしても文句の出やすい職場だったかなあと感じます。。。
そんなところからも、ブラックといわれる理由が生まれているのかなあと思います。
最後に
いかがでしたか?
以上が、私が考える、携帯ショップがブラックと言われる理由でした。
結局のところ、「過酷な職場環境」というのは事実存在しますが、それをブラックと思うかどうかは働く人自身が決めることですよね。
なので、これから就活の方、転職の方には、やりたいこと・やりたくないことをできるだけ具体的にしてみていただきたいなあと思います。
目的をもって働いていると、過酷な環境もポジティブに捉えることができますし、仮にその仕事を辞めたとしても、必ず得るものがあります。
そして、これから就こうと思っている仕事内容をできるだけ具体的に掘り下げていってください。
その中のどんなところが辛いのか、あるいは自分が辛さを超えるほどの楽しさを感じられるか、そのあたりも考えていくと、きっとミスマッチは減っていくのではないかなあと思いました。