こんにちは、携帯ショップブロガーのりょん(@ryon_lynwood)です。
敏感すぎるあなたは、こんな悩みを持っているのではないでしょうか?
かくいう私も、最近HSPという特性を知ったうちの一人。TVの出演者にまで共感能力を発揮してしまうし、人の気持ちがわかりすぎるゆえに仕事に支障が出ていました。
そんな私が事務の仕事に従事してみて、「事務にHSPは向かないかも。。。」と思ったのでその理由を解説します。
これから事務職に挑戦したいよ!という方は一度目を通してみて、自分にできそうか想像してみてくださいね。
- HSPに合わない仕事を知りたい
- 事務職に転職を考えている
- 敏感な人が事務職をやるとどんな弊害があるかを知りたい
HSPが事務の仕事に向かない5つの理由
HSPの人にとって、仕事選びはとっても重要です。
特性を活かせる仕事に就こうと思うとかなり職業を選ぶことになりますし、かといって無理してしまう職場では長いこと続きません。
ここからは、次のお仕事を事務職で探そうと思っているHSPさんに、私の経験をお話します。
そう思っている方は要注意です!
まずはこの記事を最後まで読んで、自分に合っているかどうかチェックしてみてくださいね。
理由① マルチタスクが苦手
HSPの方は一度に「あれやって、これやって」と指示されるのが苦手ですよね。
多くの仕事を抱えながらそれを優先順位立ててやっていくのが事務のお仕事なのですが、それがHSPさんにとっては苦痛となりかねません。
それでは、具体的にどんな場面で苦手が発揮されるか列挙します。
- 複数の業務を抱えて進めていかなければいけない
- タスクの遂行中に差し込み業務が発生する
- 急な仕事がしょっちゅう舞い込んでくる
特に「差し込み業務」はかなりしんどさを感じましたね。。。
その日の14時までにやらないといけない業務を遂行してるのに、突然席まで突撃してきて「これを今すぐやってほしい」と頼んでくる人とかもいて。
複数の案件を抱えながら、めまぐるしく変わる状況に、てきぱき対応してあげる、というのがHSPにとっては辛いかもしれません。
理由② 電話対応が苦手
事務職は電話の受付を任されることが実に多いです。
それが多くの人には普通にできる業務だとしても、HSPの人にとっては苦痛でしかないんですよね。
どんなところが苦痛かというと。
- 誰からかかってくるかわからない恐怖を抱えながら仕事をしないといけない(→集中できない)
- 相手の氏名や用件などをきちんと聞かないと取次先の社員から嫌な顔をされる
- 電話を取り次ぐだけで、取次先の社員さんから嫌な顔をされる
- 営業電話を断ろうとするも、先方から高圧的な態度をとられて無駄に傷つく
- 外国人から電話がかかってきて頼れる人がいないプレッシャー
上記は全部私が体験したことですが、電話番があるというだけで上記のプレッシャーを常に
感じながら仕事をしなければいけません。
理由③ 誰かに見られている環境が苦手
事務職は大概がオフィスワークになるかと思いますが、それが意外と合わない、という人もいます。
例えばこんな環境に弱い人は多いです。
- 誰かの目があるオープンなオフィス
- 苦手な人が近くの席にいる
- 静かすぎて電話の声が丸聞こえの職場
上記のような環境だと、見られている・聞かれているという緊張状態になって本来の力を発揮できない人が多いようです。
私も最後に勤めた職場がとっても真面目な部署で、勤務中に雑談を全くしなかったので肝心な電話はいつも離席して対応していました^^;
理由④ 人とのコミュニケーションが多い
HSPの人は他人の気持ちに敏感なので、基本的にはコミュニケーションに向いてるはずなんです。
しかし、同時にコミュニケーションで疲れやすいとも言えるので、人とのやりとりの多い事務のお仕事では疲弊しやすいでしょう。
事務は一見パソコン仕事のように思いますが、案外人とのやりとりがすごく多い仕事です。
例えば。。。
- 不備や依頼内容等の確認
- 電話の取次ぎ
- 必要な備品の確認
このように、とにかく事務が一人で完結する仕事というのはほとんどなくて、大抵は関わっている別の社員に確認やお伺いを立てて進めていく仕事が多いです。
理由⑤ 人に強く物を言えない
ここが盲点の人も多いと思うのですが、事務の人って優しいより厳しい方が活躍できると思うんです。
先日も、こんなツイートをしました。
今日は夫の病院に付き添ったんだけど、医療事務の人ってほんとにチャキチャキしてる。
構う必要のない患者(客)からの申し出をばさばさ切っていくことができる人こそ、事務に向いてると思う。
私は逆にそれができなかったから、事務は苦手だった😭💦
— りょん@携帯ショップブロガー4ケタ達成 (@ryon_lynwood) November 19, 2020
HSPの人で、言うべきことをはっきりと、毅然とした態度で言える人はいいのですが、他者との摩擦に耐えられないがために、厳しい態度をとれない方もいるのではないでしょうか?
優しすぎて損をする場面があるので、挙げてみます。
- 無理なお願いを何度も頼まれる(次は気を付けてくださいって言っても変わらない)
- いちゃもんをつけてくる他部署の社員に言い負ける
事務職は色んなルールに則って仕事をしていくことが多いと思うのですが、それを破って
お願いごとをしてくる人が結構いるんですよね。
また、「ルールがおかしい」とか「前はやってくれたのに」とかいちゃもんをつけてくる他部署の社員さんに言い負けると、上司に対応をお願いしなくちゃいけないことになるなど、面倒ごとを大きくしてしまいます。
こんなふうに、傷つきたくない気持ちの一方で、摩擦を生むような態度をとらないと損をしやすい、というのが私が考える事務職です。
もちろん、そうでない職場もたくさんあるでしょうし、雇用形態によっても違うと思います。
しかし、少なくとも私が事務の仕事を経験した2社では、共通して上記のような特徴は見受けられたと思います。
HSPがこれからの社会を生き抜くために
HSPの方は、特性ゆえに苦労したり、悩んだりすることも多いと思います。
学生時代は守られた環境にいたものの、社会に出て「自分はなんてダメなんだろう。。。」と落ち込んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、それは自分の特性なんだ、と受け入れたら、自分がやるべき仕事が見えてきた気がするんです。
というのも、世の中にはどの職場でもだいたい対応できちゃう人もいれば、HSPさんのようにそうではない人がいるわけですよね。
例えるなら、寒くても暑くても生きられる動物がいる一方で、暖かくなきゃ生きることができない動物もいるのと同じですね。
その違いを理解し、自分が働き続けられる「持続可能な」職場に、ちゃんといなきゃいけないと思うんです。
つまり、私たちHSPはちゃんと人生に戦略を持たなくちゃいけないってことなんです。
最も大切なのは自分が輝けるフィールドで戦う、ということなのですが、私はそれを『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』という本で気づかされました。
ちなみに、著者はオリンピアンでもある為末さんです。
詳しくは【自分は社会不適合者かも?仕事も生き方も変わる1冊をご紹介】でも書いていますので、合わせて読んでみてください。
幸い、HSPさんに生きやすい流れが来ていると、私は感じています。
これからは「個人で稼ぐ時代」であり、電話は不要の流れです。実際に今稼いでいる多くの資産家は電話嫌いが多いですよね^^;
会社という組織に所属していれば否が応でも人とコミュニケーションを取る必要がでてきますが、個人で稼げれば、付き合うお客さんを選べたり、好きな場所で好きな人と働くこともできます。
これまではHSPの特性を持っていても我慢して働くことを強いられてきましたが、これからはHSPも生きやすい時代になっていくはずです。
その時のために、個人で稼げる手段を身に着けておくのが、これからの社会を生き抜くのには得策でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまで、HSPにとって事務職が辛い理由について5つご紹介してきました。
まとめると
- マルチタスクが苦手
- 電話対応が苦手
- 誰かに見られている環境が苦手
- 人とのコミュニケーションが多い
- 人に強く物を言えない
もちろん、人によってHSPの程度や個性は様々ですから、ご自身の将来を考えて「自分は事務職をやりたいんだ!」という方は、ぜひ一度チャレンジしてみてほしいなと思います。
私も、人に言われるより自分で納得したいタイプなので^^;
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も、HSPとして同朋の方々に役立つ記事を執筆予定です♪
▼Twitterでは携帯ショップあるあるや仕事に役立つ思考法などを随時配信しています♪
≫@ryon_lynwood