こんにちは。
今日は就職活動セミナーに行ってきました。まだ学生なんです、という子がたくさんいて、自分のおばさん感をひしひしと感じてしまいました^^;
そろそろ本気で年齢が言えなくなってきたりょん(@ryon_lynwood)です。
私の最初のキャリアは携帯ショップスタッフだったわけですが、携帯ショップって、めちゃめちゃブラックなイメージありますよね。実態は、確かに辛いことが多いお仕事でした。。。
ネガティブな話が多くなりがちな携帯ショップ業界ですが、 もちろん明るいエピソードもあるんです。
本日は、携帯ショップ店員をやっていて嬉しかったこと3つを語っていきたいと思います。
その① お客様からの感謝の言葉
これは、定番中のド定番です。
お礼を言われたくて仕事をしているわけではないのですが、一生懸命働いたことに対して何かフィードバックがあると、やはりモチベーションは高まります。
今も覚えているのは、ご年配のお客様で、本当に簡単なケータイ操作を教えてあげただけなのですが、 拝みながら「ありがとう」と言ってくださる方がいらっしゃったんです。
そのお客様は何度かご来店されていて、毎回受付が終わると手を合わせてお帰りになるんです。
よく、「日本はお客様が神様だとかいうけど、本来は店員もお客様も平等だ」という話が出ますよね。このお客様のような、相手への感謝の気持ちって大切だなと思いました。
その② 壊れたケータイのデータが取り出せたとき
私はドコモショップに勤めていたのですが、ドコモにはDOCOPY(ドコピー)という機械があって、ケータイのデータをCDやDVDを使ってバックアップを取ることができます。
ある時、ガラケーの画面が真っ暗になってしまったお客様がいらっしゃったんです。(電源はついているので電話の受信はできるが、液晶画面が壊れている)
相談して機種変更することにしたのですが、データのバックアップはとっていないとのこと。
可能であれば、今入っているデータを移行したいとご所望でしたので、 ドコピーを使って新しいケータイにデータ移行を試みることにしたんです。
ただ、このドコピーという機械が、ケータイの画面を見ながら操作を進めていく形式でして、 お客様のケータイは画面が真っ暗な状態なので、操作画面が見えません。
多くの店員さんは経験があるかと思うのですが、何度もドコピー操作の案内をしているうちに、 どういう手順で操作が進んでいくか、だいたい覚えてしまうんですよね。
なので、記憶だけを頼りに、真っ暗な画面の操作をし、何度目かの挑戦でどうにかデータが移行できたときは、本当に嬉しかったです。やりがいすら感じました・・・!!;;
(※文字だけでは説明が難しくわかりづらくなってしまって申し訳ございません><)
さらにほっこりしたのが、この方が新しいケータイに設定した待ち受け画像でした。
待ち受けの写真を見せてくださったのですが、それがお客様の愛犬の画像だったんです。
もう、天国へ旅立ってしまったと話してくれました。
実は、私も就職する数か月前に愛犬を亡くしていて、ペットの生前の写真がいかに大切なものかをわかっていたので、ああ、この方のデータを戻せて本当に良かったな、と思ったのでした。
その③ お客様からのフィードバック「ドコモを解約しようと思ってたけど・・・」
ある日、私が担当したお客様からの接客のフィードバックが届いたのですが、 その内容が、「家族の携帯が壊れまくっているのでもうドコモをやめようと思っていたが、 今回の接客がよかったのでもう少し続けてみようと思う」というものでした。
私はどんな接客をしたかすら思い出せなかったのですが、特別なことは何もできない入社1年目の私でも、一生懸命対応したことが誰かに影響を与え、行動を変えられたんだと思い、とても嬉しかったことを覚えています。
正直、私の携帯ショップ店員としてのスキルや力はかなり低いレベルだったと思います。
でも、お客様に誠実に、一生懸命対応してきたことだけは嘘ではないと思います。
私でも、きちんと携帯キャリアの顔として仕事が果たせたんだと実感し、ようやく社会人として 人の役に立てたなと思えるようになりました。
最後に・・・
やっぱり、接客業なので嬉しかったことは断然に「お客様からのありがとう」なんです。
中には、携帯ショップ自体に不信感を抱いている方も多いかと思います。(私も、某キャリアショップで無断でサービスをつけられたことがあります)
でも、スタッフは基本的にはみなさんお客様に喜んでもらいたい、というマインドを持っていますし、 たとえスタッフをやめて何年も経っても、こうしていただいたお言葉は忘れずに私たちの財産となっています。
ですので、良い接客ができているスタッフさんがいたら、ぜひともアンケートなどでフィードバックしてあげると励みになるかと思います♪ ありがとうございました。