こんにちは、りょん(@ryon_lynwood)です。
携帯ショップは誰にも身近なお店の1つかと思いますが、店員さんがどんな仕事をしているのかご存知ですか?
当記事では、外から見える部分も見えない部分も含めて、元店員が携帯ショップの仕事内容を紹介します。
これから携帯ショップで働いてみたいと考えている方はぜひ参考になさってくださいね。
携帯ショップの仕事内容
①受付業務
これが携帯ショップ店員の仕事の大部分を占めています。受付には機種の販売(新規・機種変更)や料金プラン変更・解約などの手続き、操作方法の説明、故障対応などがあります。
受付は大きく分けると営業(故障以外の手続き)と故障という2つのパターンで習得していくことが多いです。
まずは営業で、料金の支払いや商品販売から始めて、次第にプラン変更や機種変更を覚えていくという流れです。
営業はひたすらお客様とのコミュニケーションで、話の流れ次第でやるべき手続きも変わることがあります(プラン変更の話をしていたが機種変更をすることになったなど)。従って、基本的には実践で学んでいくスタイルです。
故障はある程度決まりのある手続きが多いですが、クレームを受けやすく、始めは受けるのが怖いと感じるかもしれません。
店舗によっては営業と故障の担当を分けているお店もあるのですが、基本的には両方やっていくと思った方がよいです。
②店舗運営業務
携帯ショップはお店なので、自分たちで店舗運営をしていかなくてはいけません。
- 店舗掃除
- 看板の設置
- デモ機の設置やデータ管理
- アクセサリの取り寄せやセッティング
- 在庫管理
- 故障機の管理
- 販売促進
- POPつくり
上記のようなことをみんなで協力してやったり、担当を受けもって進めたりしています。
③進捗管理
ご想像の通り、携帯ショップには販売台数などの様々な目標が設定されています。お店自体の目標があるのはどこの店舗も共通かと思いますが、個人にも目標を振っているお店もあります。
目標は各スタッフが自己管理しますが、お店によってはサービスごとに担当を決めて進捗管理をしているところもあります。例えば、タブレットの担当ならスタッフ一人一人の進捗を管理して売り方のアドバイスをしたりしてお店の目標が達成できるようにみんなが売れるような仕組みを考えます。
④MTG・研修
オフィス勤めの方はよくMTGを行うと思いますが、店舗ではほとんどやりません。店舗営業中はできませんし、シフト制のため全員がそろう日もなかなかないためです。 ただ、新作iPhoneの発売前など、全員でイレギュラーな動き方をしなければいけない時は営業終了後に全員でMTGをすることはありました。
正社員の場合は、勤めている代理店本社のMTGに出席することも度々あります。新入社員のときは店舗配属後も定期的に1年目を集めてフォローアップ研修があったりとか、担当別で各店舗の報告をしたりなど。。。
また、全てのスタッフ共通で、キャリアの研修を受ける必要があります。用意されている研修はキャリアによって違うと思いますので詳しくは言及しませんが、多くはスタッフになった初期の頃にマナー研修があったり、その後経験に合わせてスキル検定が設けられている場合が多いと思います。スキル検定は筆記(マーク式)だけのものもあれば、実技が伴うものもあります。
⑤スマホ教室
スマホを使いこなせるか心配な方や、便利な使い方を知りたい方向けに、多くの携帯ショップではスマホ教室を実施していることがあります。(キャリアやお店によって実施状況は異なります) 申込みがあると、教材に沿ってスマホの使い方や機能を紹介します。
基本的には「スマホを使ってみたい」「スマホを使えるようになりたい」というポジティブなお客様を相手にするので人に教えるのが好きな方には楽しめるお仕事かと思います。
⑥人材育成
携帯ショップの人員はかなり流動的で、人が入ったり出たりするのが常です。なので、人の育成も常に必要になってきます。
新人の育成を誰が担当するかは、お店の方針によります。2年目の若いスタッフがやることもあれば、ベテランが担当することもあります。私も、2年目の時に新入社員の育成に携わりました。
個人的には、ノウハウや知識が定着している3~4年目くらいの方に担当してもらう方がよいのでは、と思って指導していましたが、教える側にも学びがありましたね。
育成の難しいところは、後輩にレクチャーしたり手続きを見てあげたりすることで指導する側の時間がとられてしまうことです。指導する側にもノルマがありますし、限られた受付時間でいかに売上をあげられるかも、キモになってきます。
⑦マーケティング
管理者になると、マーケティングなどの知識も必要になってきます。
キャリアが展開するキャンペーン以外にも、店舗独自に施策を実施することもできるので(確かできたはず)お店独自にキャンペーンを作ることもできるんです。
但し、独自の施策をどこまでやるか、誰に対してやるかなど、その微妙な塩梅は管理者の手腕によって調整されます。
携帯ショップの仕事が大変なのは事実
上記のお仕事内容を見て、難しそうと感じましたか?簡単そうに思えましたか?
一般的には、携帯ショップのお仕事は大変だと言われることが多いです。
そういわれる所以は、やはりクレーム・長時間労働・ノルマの3大苦があるからでしょう。
詳しくは別記事「元携帯ショップ店員が販売員をしていて辛かったことトップ3を語ります」にて詳しく書いています。
この3大苦は事実で、実際にそれらが辛くてやめてしまう人は少なくありません。
若いうちにこそ経験しておくとよい仕事
では、携帯ショップでは働かない方がいいのか?と言われると、私は「若いうちなら経験しておいて損はない」と答えます。
携帯ショップでは少し間違えれば文字通り大きなクレームになりかねない手続きを多く取り扱っています。なのでクレームにならない伝え方や、印象のよい伝え方、物事の断り方など、そういったコミュニケーションの基礎を学べる場所として適した職場であると思います。
辛いことも多いですが、こうしたマナーは年を取ればとるほど教わることが難しくなります。だからこそ、若いうちに少し大変でも飛び込んでみる価値があると思います。
最後に
ここまで携帯ショップのお仕事について書いてきました。
誰でもできる仕事と思われがちですが、その仕事の中身はかなり高度です。
これから携帯ショップで働いてみたいと考えている方には、ぜひ飛び込んでみてほしい世界です。接客マナーなどは「誰でもできる」「簡単」などと思われがちですが、だからこそ年をとればとるほど教わることはより一層難しいのです。
興味のある方はぜひ当記事を参考にしてみてほしいなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。