こんにちは、りょん(@ryon_lynwood)です。
転職をしようと思っていることを身近な先輩や上司に話すことがありますよね。
そんな時、上司や先輩に引き留められて判断が揺らぐこと、ありませんか?
私も、入社2年目に転職の話を先輩に話すと、同じく転職経験者の先輩から引き留められ、こんなに早く転職を考えてしまうのは逃げなのだろうか?と不安になりました。
でも、今なら言えることが1つあります。
逃げの転職でも、転職を考えている時点であなたは既に「自分の人生をより良くしよう」と舵を取り始めているということです。
当記事では、実際に早期離職した筆者が、退職時に引き留められた事例を紹介しながら転職を考えているあなたが持つべきマインドセットを伝えたいと思います。
- 本当に転職をしていいのか悩んでいる
- 転職の相談をできる人が身近にいない
- 転職を引き留められ決意が揺らいでいる
職場でよくある「引き留めセリフ」3選
セリフ①「みんな同じように辛い思いをしている」
いわゆる、「辛いのはあなただけじゃない、他の仕事の人だってみんな辛い思いをしてるんだよ」という文句です。
私がノルマに苦しんでいることも上司は知っていたので、不動産の営業なんかだったらもっとノルマ大変だよ~うちの甥っ子もねえ。。。みたいに、他人や他の職業を引き合いに出してきます。
確かにそうでしょう。どの仕事にだって辛い局面はあると思います。
もしあなたが今の仕事を続けたいのに辛いから辞めてしまおうというのなら、もう少し続けてみるか、という気にもなるかもしれません。しかし、きっと転職を考えているあなたはもう今の仕事を「続けたくない」のではないでしょうか?
それなら、同じ辛い思いをするのでも「やりたい」と思えた仕事でしたいですよね。
セリフ②「石の上にも三年。ここで耐えられなければ他の会社でもやっていけない」
石の上にも三年って、よく言いますよね。意味としては
冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。 がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。
出典:goo国語辞典
3年我慢すればモノになるよってことですね。
でも、私の場合はそもそも「今の職場で成功したいわけじゃない」っていうのが本音でした。
確かに、好きな仕事だけど成果が出なくて向いてないのかなって思ってる方には効果的な考え方だと思います。しかし、先にも述べたように続けるつもりのない仕事で3年我慢するより、やりたい仕事で3年我慢したほうがよいですよね。
ちなみに、私もブログやYouTubeで勉強させていただいているブロガーのマナブさん(@manabubannai)もこのようにツイートしています。
僕が思うに、多くの人は「時間軸」が長い。石の上にも3年の価値観が、残っています。
現代なら「石の上にも3ヶ月」でいいと思う。就職に関しても、まずは3ヶ月ほど働き、考える。続けると判断したら、また3ヶ月ほど考える。僕はこの思考で、11ヶ月で退社した。スキル学習も同じ。3ヶ月やってみて考える— マナブ@バンコク (@manabubannai) May 13, 2020
粘り強く取り組むことはとても大切で強いスキルだと思いますが、どこで3年辛抱するかはよく考えた方がいいかもしれません。
セリフ③「逃げの転職では今いる以上の会社には入れない」
こちらも実際に私が言われたことのある言葉ですが、新卒1~2年目の子が30超えたバリバリの社会人にこんなこと言われたら転職する意思も怯みますよね💦
私は当時携帯ショップで働いていて、「今後接客で生きるつもりはない」という強い動機があったので意思は揺らぎませんでしたが、もっと厳しい会社に転職することになるかも、と思ったらやっぱり怖いですよね。
でも、私が転職を2回繰り返して思うのは、転職って全然ステップアップできるし自分を変えられますよってこと。
「接客をやりたくない」という逃げだと言われたりもしましたが、何かしら自分の人生を変えたいと思うから転職をするわけで。それだけでも私は全然逃げだなんて思いません。人生をより良くすることは、これからの時代を生きるのに大切なことだと思います。
上司、先輩の助言は聞くべきか?否か?
長くなりましたが、ここまで実際に言われたことのある引き留めセリフをご紹介しました。
では、こう言った助言は聞くべきなのでしょうか?
結論、あなたを見てきた先輩や上司の言葉なのですから、一度は受け止めて真剣に考えてみることをおすすめします。社会人の先輩として培ってきた経験からのアドバイスにはやはり重みがあります。私のまわりには、実際に転職をして後悔した方もいましたので。
但し、受け止めるときに全てを真に受けないことが大切です。
なぜなら、あなたを説得しようとしている上司や先輩はキャリアアドバイザーではないからです。
(※中にはキャリアコンサルタントの資格を持っている上司もいるかもしれませんが。。)
もしかしたら転職に馴染みのない上司や先輩かもしれませんし、あなたに「辞めてほしくない」という思いから出た言葉である可能性もあります。
いずれにせよ、本当にあなたのキャリアを考えたら、それが正しいアドバイスと言えるかどうかはわかりません。
持つべきマインドセットは「より良く生きる」
上司や先輩の言葉を聞いて考えが揺らいだら、転職して環境がどう変わるかより「より良く生きるために転職は必要か?」と考えてみてほしいなと思います。
私も3つの職場を経験してきましたが、どこの職場にも良いところと悪いところがありました。
でも、大切なのは自分をよく知って、どんな環境でどんな仕事をするのがあなたにとって
幸せなのか?を考えることです。
仮に逃げと言われるような転職だったとしても、新しい職場があなたにぴったりなら、その「逃げ」は大成功と言えますよね。
社会経験の浅い方はプロに相談しよう
それでもやっぱり心配だ、という方もいるかもしれませんね。
特に転職未経験の方や社会人経験の浅い方は本当に転職して大丈夫かな?と不安になるかもしれません。
そんな時は、ぜひプロに相談しましょう。
今やキャリアカウンセリングのサービスはたくさんあります。無料でカウンセリングが受けられて、まだ転職をするか悩んでいる方でも親身に相談に乗ってもらえますよ。
プロに相談するメリットは山ほどあります。あなたと同じような悩みを持った転職者を数多く見てきていること、そして現在の転職市場を熟知したうえでのアドバイスがもらえること。
まずは転職支援サービスに登録して、カウンセリングを受けてみるとスムーズです。
おすすめ転職支援サービス
▼20代向け
・マイナビジョブ20’s
・20代の転職相談所
・【第二新卒エージェントneo】
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・東京しごとセンター ミドルコーナー
・doda
転職支援サービスは一度登録しておけばお仕事を紹介してくれたり、選考のサポートもしてくれます。サービスによってはセミナーを実施しているところもあるので、そういったところで情報収集をするのもいいかもしれませんね。
まとめ
ここまでよくある「引き留めセリフ」とあなたが持つべきマインドセットについて話してきました。
特に勤続3年未満の方や社会人経験が浅い方には、先輩たちの助言を聞いて転職が怖くなってしまうかもしれません。
社風や社員さんの人柄がよい会社で働いている人ほど、その職場を離れてもっとひどい環境に転職してしまったらどうしようと不安になるものです。
でも、助言は聞いても大切な決断はあなたの意思で決めましょう。
- 持つべきマインドセットは「その転職は逃げじゃない。より良く生きるための第一歩」
- 本当に転職すべきかはその道のプロに聞こう
あなたのワークライフがより良いものになることをお祈りしています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。