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携帯ショップ

【元携帯ショップ店員が語る】販売ノルマの実態と乗り越え方!

販売ノルマの実態を元店員が語ります

こんにちは、元携帯ショップ店員のりょん(@ryon_lynwood)です。

携帯ショップに勤めたら避けては通れないのが「ノルマ」ですよね。

今現在も、ノルマで辛い思いをして、このブログ記事にたどり着いて下さった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、携帯ショップのノルマの実態やその乗り越え方を、私の体験談も含めてご紹介いたします。

私は押しが弱いタイプだったので、同じようにお客さんに商品を押すのが心苦しい方には特に参考になるかもしれません。

✔この記事はこんな人におすすめ
  • ノルマの未達に苦しんでいる人
  • ノルマの重圧で辛い思いをしている人
  • お客さんにガツガツ売るのが苦手な人
  • お客さんに販売の提案をするのを心苦しいと感じる人

携帯ショップにノルマはあるのか?

携帯ショップにお勤めでない方は、携帯販売員さんってやっぱりノルマあるのかな?と疑問に思われますよね。

結論としては、ほぼほぼ「ある」と考えていただいてよいと思います。

全店舗を調べたわけではないので絶対ではありませんが、どんな携帯ショップにも売り上げ目標が課せられており、それを達成することで、ショップの運営は成り立っているからです。

注意点として、先日こんなツイートをしました。

求人だけではなくて、実際に採用の現場でも人事の方に「ノルマはあるか?」と質問すると「目標がある」と返ってきたことがありました。

いわゆる言い方の違いだと思うのですが、目標がある企業には、ノルマがあると思っておいた方が無難と思われます。

ノルマは個人に課せられる?それとも店舗?

携帯ショップのノルマは個人に課すかショップで達成か

前述した通り、ほとんどのショップには売上目標が課せられています。

いくらノルマがあると言っても、その売上目標の達成方法はお店によって異なります。

例えば、お店全体で目標を達成すれば良いと考える店舗では、個人にノルマを割り振ることはありません。一方、お店の目標を個人に落とし込んで一人一人にノルマを課す店舗では、スタッフ全員が自分の目標を達成することが求められます。

要するに、一言にノルマと言っても、それが個人で達成すべきノルマなのか、店舗全体で達成すればよいノルマなのか、お店によって違いがある、ということですね。ちなみに、私が勤めていた店舗は個人ノルマがありました。

いずれにしても、自分があまり売れていないとノルマが大きなプレッシャーになるのは想像に難くないかと思います。人任せにせず、各々が売るための努力をすることは販売員としての仕事の1つですし、どの店舗にも共通の心得かと思います。

ノルマの内容は?メインとなるのは販売台数!

携帯ショップのノルマの対象は驚くほど種類が多いです。携帯キャリアのサービスもあれば料金プランもありますが、メインとなるのはやはり端末の販売台数です。

携帯を何台売ったか、これが一番大事です。

また、同じくらい重視されていたのは売上でした。薄利多売ではなく、確実に利益の上げられる商品を適正に売る、というのは大事なことでした。

その他、キャリアのサービス等もこと細かくノルマが設定されていて、そのどれもを達成できるよう努力しなければいけないわけです。

例えば、販売台数はクリアしたけど、顧客満足度は目標に満たなかった。など、全てを達成させることはかなり難しいです。

実体験!ノルマの辛さとは?

携帯ショップのノルマの辛さとは?

ノルマの内容については、大まかにイメージいただけたかと思います。

売ることを仕事にしている以上、ノルマがあるのは仕方のないことですよね。。。

それでは、ここからは私が実際に感じた、ノルマ達成の難しさや辛さについて、 お話していきたいと思います。

達成の難しさ(タイミングや割り振られた役割など)

お店に入るまで、私は自分が人に物を売るなんて無理だ!と思っていました。ですが、自分が提案しなくても携帯の買い替えはコンスタントに発生するため、押しが弱くても案外売れるもんなんだな~というのが個人的な感想でした。

しかし、ノルマを毎月達成できるかと言われると、それは「否」でした。

「売れる人」は時期や状況に関わらずノルマを達成しますし、それなりの努力をしています。

それに比べると、私は目標達成できないことは多かったように思います。 その時感じていた難しさは、以下の通りです。

  • フロアの案内係を任されると販売台数を伸ばせない
  • 2年目以降になるとカウンターに入る機会が減っていく(後輩指導や裏方等)
  • そもそもノルマの数値が高い

ノルマはその人の役割によって店長が調整はしていますが、 カウンターに入る機会が少なくなると、その少ない時間でチャンスを逃さずに 販売をしなければいけなくなります。

なので、私も1年目と2年目とでは「売るためにどうしたらよいか」の意識がかなり変わったように思います。

▼【参考】元携帯ショップ店員が販売員をしていて辛かったことトップ3を語ります

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元携帯ショップ店員が販売員をしていて辛かったことトップ3を語ります携帯ショップで販売員をしていると、辛いことも山ほどでてきます。具体的に、どんなことが辛いのかなって、気になりますよね。実際に販売員をしていた筆者が、最も辛かったことを3つに絞ってお伝えしますので、今まさに店員をされている方、これから販売員になろうと思っている方はチェックしてみてくださいね。...

販売提案をすると場の空気が変わる

多くの台数を売るには、全てのお客様への「声掛け」は鉄則です。特にタブレットなんかはよくノルマにされるのですが、お客さんがタブレットに関心があるかどうかわからないので、全員に声を掛けないと売れません。

一方で、店員である私たちも「タブレットなんていらない」と思うお客様の気持ちはよく理解していますし、断られることにも慣れてはいるんです。

しかし、いい雰囲気で接客できていて、お客さんも心を開いてくれていたのに、 タブレットの提案を出した途端に営業色が出てしまって、お客さんが店員に対して少し距離をとってしまう、あのよそよそしくなる感じがなんとも耐えられないんですよね。。。

うまい店員さんはそういう雰囲気すら出しませんが、どこかで勧めることを戸惑ってる私は、 その空気感によってお客さんとのいい雰囲気が壊れてしまったり、 お客さんに警戒されてしまうとすごく申し訳なくなるんです。。。

私がお客さんの立場なら断ることすら面倒なことだと思いますので、 その点、お客様には申し訳ないなと思いながら、声掛けをしていました。。。

上司からの圧力

ノルマが未達だったとき、または達成の見込みがほぼないとき、一番恐れるのはやはり上からの圧力ではないでしょうか。

ノルマが達成できそうにないと、店長からよく「ノルマ達成厳しそうだけど、どうすんの?」と言われたことを思い出します。。。つまり、ノルマ達成できないけど、どうやってカバーすんの?ということです。

先輩からよく聞かされた言葉に「目標は達成するのが基本」というものがありました。これが販売員として持つべきマインドなのでしょうが、それが難しかった私は店長から「どうすんの?」と言われても「すみません」しか言うことができず、それがとにかく辛かったです。

こんな話をすると、ノルマ達成できなかったとき、自腹で端末を購入させられたりサービスを契約させられたりするの?と不安に思う方もいるかもしれませんが、それはないので安心してください。但し高圧的な上司の場合、そういう手段をとらせるような心理的圧力をかけてくる場合があるかもしれません。そのようなことがあった場合は、違法になる可能性がありますので証拠を残して断りましょう。

売れない販売員がノルマを達成するには?

売れない携帯ショップ店員がノルマ達成するには

それでは、ノルマを達成するにはどうしたらよいのでしょうか?ノルマを達成できない状況が続く場合は、以下の方法を実践できているか確認してみましょう。

売れてる先輩のテクニックを真似しよう

実際に私もそうだったのですが、後輩の指導やバックヤードで裏方をしている先輩はカウンターに入っている時間が少ないのに、必ずノルマは達成していませんでしたか?

そういう先輩が身近にいるようでしたら、売るためのテクニックを聞き出して、実践に移してみましょう。例えば、売れてる人は以下のような努力をしていないでしょうか?

  • セット売りのトークを磨く
  • 売りたい商品の説明資料をつくる
  • 全てのお客さんに提案する(「みなさんに提案させていただいているのですが」と枕詞をつける)

こういった工夫の中から、あなたに出来ることをコツコツ始めてみましょう。効果がなさそう、と頭で判断せず、実際にお客様にご案内してみてどんな変化があるか試してみるのがよいでしょう。

売上に悩んでいることを周囲に認識してもらおう

自分がノルマを達成できなくて悩んでいることを周囲に知られるのは、少し恥ずかしいことかもしれません。

しかし、色んな人に「目標達成したいけどどうにも販売台数が伸びなくて」と話しておくことで、いいことが2つあります。

  1. 自分に「ちゃんと達成しなきゃという焦りはありますよ」とアピールできる
  2. 販売機会を分けてくれることがある

①に関しては気休め程度ですが、ちゃんと前向きに目標を追っていることをアピールするだけでも、まじめに取り組んでいることがアピールできます。そもそも達成する気がないスタッフには上司もきつく当たってしまうこともあるかもしれませんので、せめて取組姿勢だけは釘を刺されないよう気を付けておきましょう。

そして②なのですが、これは私の実体験です。あるとき、先輩の知り合いが必要があってタブレットを4台ほど契約しに来店されました。もちろん、その方は先輩宛てに来店されたのですが、4台の契約となると結構時間もかかります。そこで、同時並行して手続きをするため、私がサポートとして2台分の手続きを実施しました。

本来は先輩宛てのご来店ですので先輩が獲得するはずの販売台数でしたが、2台は私が手続きをしたので、その2台分は私の成績になったのです。

これは、たまたま私がその先輩にタブレットの販売台数に悩んでいることを話していたので、サポートのチャンスが私にめぐってきたという事例でした。

同じようなことが他にもあったので、自分の状況をまわりに話しておく、というのはいざという時にあなたの身を助けることになるかもしれませんよ。

▼【参考】携帯ショップ店員の生き残り術!ショップで長く働き続けるための5つの方法

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ノルマは達成が基本!でも達成できなくて辛い時は?

携帯ショップのノルマが達成できなくて辛い時は

ノルマがある以上は達成が基本! そう私は教わりました。それでも、どうしてもだめな時ってありますよね。売れないときは、売れないものです。

私も自分にできる努力をしたけれど、どうしても成果にならずに胃が痛くなるような思いもしてきました。

そんな時、自分を助けてくれたのは、「数字にならない努力」でした。

私は中々成果が出ない自分に自信をなくしていましたが、ショップでは、「りょんさん、最近すごい頑張ってるんだよね」と言ってくれるスタッフさんがちゃんといたのです。その声は、きちんと店長へ届きます。

販売員の世界では「数字が全て」かもしれません。

でも、上司ももちろん人間です。苦手なことに挑戦し、まわりにポジティブな影響を与えるような努力をしていれば、その評価はきちんとくみ取ってくれていました。

人によっては大したことではないかもしれませんが、参考までに私が実施していたことを共有します。

  • 新人の頃、経験の少ない故障の手続きをとにかく引きまくる(熱意を見せる)
  • とあるコンテンツの担当になり、みんながそのコンテンツ獲得ができるようなオペレーションを考える

私の会社では目標達成率でボーナスの数字が変わります。社内の昇格や評価も成績次第でした。

でも、社会人として必要な役割を果たすことや、まわりに愛されるようなスタッフであることは、自分がノルマの圧力に負けずに働いていくために大切なことかなと思います。

まとめ

ここまで、ノルマの実態やその乗り越え方について書いてきました。

  1. ノルマはあると思った方がいい。形態は会社や店舗によって異なる。
  2. ノルマの辛さは「達成の難しさ」「お客様への申し訳なさ」「未達への恐怖」
  3. ノルマを達成するには「先輩のテクを真似る」「売上でつまづいていることを周囲に話す」を試してみよう
  4. ノルマは達成が基本。達成できない時は数字にならない成果を出そう!

ノルマが達成できないと、ついつい他人と比較して自信をなくしてしまいますよね。自分には販売員は向いてないかも、と思ってしまう方には、ストレングスファインダーというあなたの強みを客観的に診断してくれるテストをやってみることをおすすめします。

ストレングスファインダーを初めてやってみた結果と感想

1輪のチューリップ
ストレングスファインダーを初めてやってみた結果と感想自分の強みがわからなくて、転職を繰り返してしまったり、今の仕事に自信が持てず向いてないかもと思ってしまうことありませんか?私も未だに自分には何が向いているのかがわかりません。そこで、前々から評判の「ストレングスファインダー」をやってみたので、感想と結果をまとめました。 先日本が届き、早速やってみましたので、今回はその結果と感想をまとめたいと思います。...

自己診断で見つけた強みを仕事に活かすもよし、他にもっと良い仕事があるかも?と転職を考えるもよしです。あなたがノルマに囚われず、いきいきと働けるようになることを影ながらお祈りしています。

長文でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!