こんにちは、元携帯ショップ店員のりょん(@ryon_lynwood)です。
就活生の中には、携帯ショップの代理店の内定をもらったけどこのまま携帯ショップ店員として入社していいのかな?と不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
気持ち、わかります。いかんせん、何年か前の私がそうだったのですから。
でも、紆余曲折を経て、私は携帯ショップに入社したことを後悔していません。
当記事では、このまま携帯ショップ店員として新卒入社してよいのか悩んでいる方に筆者の経験談とメッセージを送りたいと思います。ぜひ、読んでみていただけたらと思います。
- 就活で携帯ショップの代理店からしか内定をもらえなかった
- 新卒で携帯ショップ店員になっても周りの友人と比べてしまいそうだ
- ファーストキャリアが携帯ショップ店員だと人生詰むのでは?と思っている
携帯キャリアの代理店に入社すべきかは自己判断で
まず、この記事では携帯ショップに入社すべきか、他の会社にすべきかは論じません。
携帯ショップに入社するけれど、心のどこかで不安を持っている方に向けて、いくつかメッセージを送りたいと考えています。
携帯ショップに入社すべきか他社にすべきかは、今のあなたの就活状況や保持している内定先にもよりますので、携帯ショップってどんな仕事でどんなキャリアなのかな~ということを知っていただき、自己判断いただけたらと思います。
もしまだ携帯キャリアの代理店しか内定がなく他社に行くべきか悩んでいる方がいらっしゃるようでしたら、〇月まで就活をして決める、というふうに期間を区切って就活をすることをおすすめします。私は内定式まで就活して、納得のいく内定が得られない場合は携帯キャリアの代理店に入社しよう、と決めていました。期間で区切ると踏ん切りがつきやすいのでおすすめです!
私が入社前に抱いていた不安
私も大学4年生のときは、このまま携帯ショップ店員になっていいものだろうか。。。と不安に思っていました。不安に思っていた理由はきっと1つではなかったと思いますし、この記事を読んでいるあなたもいくつか不安に思う点があるのではないでしょうか?
- 将来のキャリアが心配(接客業でずっと生きていくのか?)
- スキルが身につかなそう(つぶしの効かない人間になるのでは?)
- きつい仕事と聞いているし耐えられるか不安
- 「誰でもできる仕事」というイメージがある
- 結婚や出産に不安がある
- 出会いがなさそう
自分を振り返ってみて、ざっと上記のような不安があるのではないかと想像してみました。
将来のキャリアが心配(接客業でずっと生きていくのか?)
これはごもっともな不安だと思います。代理店側にしてみれば、あなたは店舗責任者や本社のバックオフィス業務を担っていく人材として考えています。
会社にもよりますが、実際にはバックオフィスへの異動は珍しいことであり、店舗である程度の成果が認められた者が選ばれる傾向にあると思います。従って、多くの場合は店舗責任者になることが予想されます。
▼【携帯ショップ店員】給料高いって本当?正社員一般スタッフの年収やキャリアについて
入社1年目はまだ先のことは考えられないと思いますが、2年目くらいになると、どうやって昇進していくのかが大体つかめてきます。その時に、自分のキャリアを見つめなおして、店舗責任者の道を歩んでみるか、本社への異動に賭けてみるか、はたまた転職をするかを考えてみたらいいと思います。
▼携帯ショップ店員に将来性はある?AI時代の今後を元店員が独自に考察
スキルが身につかなそう(つぶしの効かない人間になるのでは?)
接客業で働き始めると、接客以外のスキルは身に着かないのでは?と思いがちです。
しかし、携帯ショップの場合は事務処理も多いため、案外そのまま事務職へ転職しても
活かせるスキルが身に着いたりもします。
▼携帯販売員が事務職に転職して活かせるスキル5つと、持っておくとよい4つの意識
携帯ショップで学べるスキルをざっと挙げると。。。
- 接客マナー
- 提案力
- 計画性(逆算思考)
- 業務改善能力
- 販売促進スキル
- マーケティング能力
などなど汎用性の高いスキルも身に付きます。ただ、PCスキルのような専門性は若干乏しいかもしれませんね。
接客自体は成果が見えにくいものですが、顧客満足度は数字で出てきますし、販売台数や粗利も数字として表れるものです。そういった数字は実績として残せますし、将来営業方面へのスキルアップを考えている方には良い材料となるはずです。
さらに、携帯ショップは常に「いかにして売るか」を考えている業界です。
販売台数の少ない月にいかにして端末を売るか、タブレットはどうやったら売れるか、アクセサリーをもっと売るにはどうしたらよいか。こういったことを考えるのは、正社員のあなたのお仕事になるでしょう。
アクセサリーの配置を工夫してみたり、タブレットに興味を持ってもらうためのPOPを作ってみたり。メルマガにキャンペーン情報をのせたりなど、マーケティングの力も磨けます。
接客だけと思われがちですが、案外色々なことをやっているのが携帯ショップスタッフです。業務で身に着けられる知識は身に着けつつ、仕事では賄えないスキル(例えばExcelなど)は自身で学んでおくと不安も軽減されると思います。
きつい仕事と聞いているし耐えられるか不安
携帯ショップのお仕事は間違いなくきついでしょう。
ただ、感じ方は人それぞれであるように、私の同期の中には「この仕事めっちゃ楽しい!天職だと思う」と言っていた子もいました。従って、きついとは聞くものの、最終的には入社して自分で体感してみるしかないかと思います。
ノルマみたいな嫌な面ばかりが目立っていますが、やっていて良かったなと思う瞬間もありますので、良い面にも目を向けてみてほしいな~と思います。
▼【体験談】携帯ショップ店員やってて嬉しかったこと3つまとめてみた
「誰でもできる仕事」というイメージがある
確かに、携帯ショップは学歴不問・未経験歓迎など入社の間口が広いのが特徴です。そしてイメージと違わず、様々な経歴を経て携帯ショップで働いている方や、複雑な事情をお持ちで働いている方も実はたくさんいらっしゃいます。これは、私が携帯キャリアの研修などで他社の代理店のスタッフさんとお話してきた経験から言えることです。
実際に、私が働いていた店舗の派遣スタッフさんからは、「今までの働き方では絶対に知り合ってなかったであろう属性の人と知り合える。りょんさんみたいな人とも、たぶん関わることはなかったと思う。」と言われたこともありました。
確かに、間口が広い分誰でもできる仕事なのかもしれません。でも、仕事の実情は非常に「信頼」が大切なお仕事です。
お客様の個人情報を扱い、複雑なプランやサービスを説明し、お客様に満足してもらう。
しかもお客様は不特定多数で、どんな方にも合わせた接客をしていかなくてはいけない。
やっていることはかなり大変ですし、これを続けられる人は称賛に値すると私は思います。
過去の経歴がどうだろうと、全然「誰でも続けられる仕事」ではないのです。
私はこれから入社される方も含めて、全ての携帯ショップ店員さんが、こういった誇りを持てる世の中になればいいなと影ながら願っています。そしてあなたにも、ぜひ自信をもって働いてほしいと思います。この経験はこれからたとえ転職をしたとしても、決して無駄にはならないですよ。
結婚や出産に不安がある
女性の場合は、出産というタイミングでどうしても仕事をお休みしなければいけない状況になりますよね。また、結婚観にもよりますが、男女問わず家庭との折り合いをどうつけるかも悩みどころですよね。
そういった点が気になる方は、必ず内定者の段階で人事担当者に福利厚生を確認しておきましょう。
産休・育休は用意されているのか、結婚後に時短勤務は可能なのか、など。。。
ちなみにですが、家庭の事情であれば交渉次第で時短勤務は可能なのではないかと私は思っています。これも会社によるので、NGの会社さんがあればごめんなさい。。。
ただ、会社としてはせっかく採用し教育した社員が一人辞めてしまうくらいなら、時短でもいいから残ってほしいと思うはずなんです。携帯ショップの仕事って結構難しいですし、代わりの人材が育つまで時間がかかりますから。
よって、結婚後は時短で働きたい、という考えがある方は、過去にそういった事例があったかを聞いてみるのもいいかなあと思います。
▼【携帯ショップ】女性にとっての働きやすさ|30代では働けない?結婚・出産は?
出会いがなさそう
何も条件をつけなければ、「出会い」は多いです。
但し、携帯ショップ店員でいうところの「出会い」というのは社員やスタッフ同士にあたります。同業者との結婚は嫌だ!という方には、あまり出会いがないと言えるでしょう。。。
携帯ショップは同じ代理店の中での結婚、いわゆる社内結婚がとても多いです。異動など人の入れ替わりも頻繁なため、色々なスタッフさんと出会いがあるでしょう。同じ店舗で付き合い始めて結婚した、なんて例は山ほどあります。
ちなみに、お客さんとの出会い、というのはあまり期待しない方がよいかもしれません。お客様から連絡先を頂くことが、個人情報の観点からNGとしている会社もあるようですし、出待ちをされたりする危険もありますので、お客様との関わりはあくまで仕事と割り切った方が身のためでしょう。
▼お客さんが携帯ショップ店員を好きになっても、成就は難しい5つの理由
あなただけのキャリアを築こう!
ここまで新卒で携帯キャリアの代理店に入社することの不安やアドバイスについて書いてきました。
最後に私から伝えたいことは2点です。
- 誰もが羨むキャリアを歩む人もいるけれど、あなただけのオリジナルキャリアを作ろう
- 身体にだけは気を付けて。健康さえあれば、いつでも挽回できる
私は携帯ショップで働きながら多くのことを学び、尊敬できる上司や先輩にも出会えました。辞めた直後は体調を崩してこの職場で働かされ続けたことを恨む気持ちもありましたが、今では後悔どころか、むしろこういうキャリアを辿れてよかったとすら思っています。
携帯ショップ店員だった時、あー就活失敗したわーって思ったけど、今になれば無駄な経験なんて1つもなかったと分かる。
— りょん@元ケータイ販売員 (@ryon_lynwood) June 26, 2020
今不安に思っているあなたにも、ファーストキャリアで人生が決まるわけではない、ということをぜひ念頭に置いてほしいですし、今後どんな選択をしても、健康さえあれば挑戦し続けられるよと伝えたいです。
あなたが携帯ショップ店員として良いスタートが切れることを影ながら願っています。ちなみに、当ブログでは新人の携帯ショップ店員にフォーカスした記事も執筆しています。よろしければ参考に読んでみてくださいね。
▼【携帯ショップ】可愛がられる新人に共通する3つの特徴とは?元店員が独断で解説。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。