こんにちは、初心者ブロガーのりょん(@ryon_lynwood)です。
携帯ショップに勤めていると、辞めたいなあって思うことがしょっちゅうですよね。
でも、いざ辞めようと思うとふんぎりがつかない、そんな人も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に携帯ショップで2年弱働いた私が反対されながらも退職を選んだ理由を3つご紹介します。
今の会社を辞めようか悩んでいる方の、判断材料となれば幸いです。
- 仕事を辞めようか悩んでいる
- 辞めて後悔しないか不安だ
- 職場から引き留めされている
- 退職にあたり親の意見を気にしてしまう
退職の決め手になった3つの理由
- 接客が辛くなった
- 休日・労働時間への不満
- 一生の仕事として考えられなかった
①接客が辛くなった
接客業における「接客が辛い」は致命的な問題で、ここが辛くなってくると大抵の人は退職をしていたように思います。
接客が辛い、客を好きになれない、コレはもう接客業として続けられない大きな要因になると思う。
— りょん@携帯ショップブロガー4ケタ達成 (@ryon_lynwood) August 22, 2020
上記のツイートのように、理不尽なお客様対応に晒されすぎて、何も悪くない普通のお客様に対してまでストレスを感じてしまうようになります。そこに罪悪感を感じてしまうスタッフさんも多いのではないでしょうか。
接客が辛い=仕事の大部分が辛い になってしまうわけで、接客の喜びより辛さが勝ってしまっている人に仕事の継続はかなり難しいことだと思います。
実際、私がエリアマネージャーに退職を納得してもらったのも、この理由が大きかったです。
②休日・労働時間への不満
休日の形態や長時間労働が日常化して改善の見込みがないことは、私にとって日々のストレスを倍増させるには十分すぎる条件でした。
特に苦痛だったのは以下の2点です。
- 家族や当時付き合っていた彼と休みが合わない
- 年末年始などのイベントの時間を家族や親せきと過ごせない
店舗にもよりますが、私のお店は年末年始の営業があり、当時1年目だった私は12/30~1/4まで6連勤していたんです。
年末年始は時短営業になりますし、まわりは帰省組と主婦のスタッフもいましたから、1年目の私は出勤しなければ、と思っていたんですよね。
ところが、それによって年に一回会っていた親戚との顔合わせの機会を失い、祖母が危篤になって亡くしてしまったという経験があります。
これは、お店のせいではなく、自分のせいではあるのですが、行事や記念日を大事にしたい
私にとっては、そういう日を家族と過ごせなかった、というのが辛く感じられました。
▼【参考】年間休日120日は高望み?携帯ショップの休日事情を公開!
③一生の仕事として考えられなかった
上記の①②の理由から辞めたいと思うようになると、自分でも本当に辞めてよいのか?と悩むようになりました。
そこでブレずに辞めよう!と気持ちを貫き通せたのは、「この仕事を一生のスキルとしたい」という見通しを立てられなかったからです。
もし辛くても、この仕事、もしくはこの仕事のスキルを活かした仕事を一生続けたい、という思いがあったなら、あるいはもう少し続けていたのかもしれません。
でも、私にはもう接客で喜びを得たいという思いは消えていましたし、一生の仕事にしないなら長く続けるだけつぶしの効かない人間になるのでは?という不安もありできるだけ早く退職することを決めました。
▼【参考】携帯ショップ店員に将来性はある?AI時代の今後を元店員が独自に考察
自分は退職すべき?退職チェックリスト
ここまで、私個人が会社を辞めた理由について書いてきました。
そこで、ここでは私個人が考える辞めるべきか否かのチェックリストを作ってみたので、参考にしてみて頂けたらと思います。(あくまで素人の私が個人として考える基準ですので、参考程度にとどめてくださいね)
退職すべきかどうかのチェックリスト
以下の質問に対して当てはまるものにチェックを入れていきましょう。当てはまった項目の点数を足して、何点になるか計算します。
チェックリスト | 点数 |
---|---|
□ 接客が疲れる、普通のお客さんにもストレスを感じる | 3点 |
□ 何らかのストレスによって合理的な行動がとれない *1 | 3点 |
□ 転職について何らかの行動を起こしている(リサーチ等) | 1点 |
□ 今の仕事で自分や家族を養えない(金銭的にも待遇的にも)*2 | 2点 |
□ 健康に影響が出ている | 3点 |
□ 無職になっても衣食住が確保できる貯金か実家がある | 2点 |
*1・・・例えば上司や先輩からの圧力が強くて質問すべきことが質問できずミスをしてしまう、というような状況
*2・・・金銭的に自分や家族を養っていけない状況であるか、就業状況によって自分や家族に迷惑をかけてしまう状態(例えば、残業やストレスで家族とケンカばかりしてしまう、など)
チェックリストの結果
チェックリストを試していただきありがとうございました。
結論としては、大前提として今あなたが「仕事を辞めたいと考えていて」、且つ合計得点が3点以上になった場合は、私なら退職するかなと考えます。
もちろん、改善の見込みがあるのであれば頑張ってみてほしいと思いますが、無理は禁物です。
何かを辞めようとするとき、まわりはみんな
・もう少し頑張ってみよう
・辞めるにはまだ早いと言う。
でも、続けることのリスクは、その誰一人として負ってはくれない。
— りょん@携帯ショップブロガー4ケタ達成 (@ryon_lynwood) September 3, 2020
これ以上はやばい、と思ったら無理せず引くことも考えましょう。
なぜなら、あなたの健康やあなたの人生に責任をとってくれる人はどこにもいないからです。
退職したい、でも仕事を辞めるのが不安な方へ
ここまでの記事を読んでくださった方の中には、もしかしたら退職したいけど「そんな勇気はない・不安だ」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これからは退職を経験せずに生きられる人の方が珍しい時代です。
今すぐ退職できる?無職になっても大丈夫か確認しよう
次の転職までの間無職になることについて漠然と不安を持っている方もいるのではないでしょうか。
実際に、転職に要する期間としてよく言われるのは3ヶ月という数字です。
3か月間、最悪無職でいる可能性があるので
- 無職でも生きられるだけの貯金
- 最低限、衣食住を満たせる実家
上記の2つがあるかどうか、考えてみましょう。
そんな方は、以下の2つを実行に移しましょう。
- 貯金を作る→まずは3ヶ月生きられるだけの貯金を作り出しましょう!
- 失業保険の条件を確認する
失業保険は、雇用保険に一定期間加入していた人が失業した際に、次の仕事を見つけるまでの決められた期間、給付金を支給してくれる手当です。
しかし、自己都合退職の場合、給付制限が3ヶ月ありその間は給付がもらえません。また、雇用保険の加入期間等によって失業保険が適用されなかったり受給期間が変わったりするので、自分の場合はどうなるのか、ハローワークで確認しましょう。
次の職場のイメージはできてる?情報収集しよう
しかし、考えておきたいのはやはり次の転職先のイメージ。
どんな職種なら今回の不満を解消できるのか、今の転職市場はどんな感じなのか?心配な方は退職前から出来るだけ情報収集をしておきましょう!
方法はいくらでもありますが、出来るだけ専門家の話を聞く機会を増やすと良いでしょう。
- 転職セミナーに参加する
- 転職支援を受ける(エージェントや東京しごとセンターなど)
退職後の手続きは理解できてる?必要な手続きを理解しよう
退職までは勢いでやってしまう人も多いですが、退職後の手続きはとても重要なのでよく調べておきましょう。
少なくとも
- 失業保険の申請
- 年金や健康保険の切り替え
などは必要になるはずです。
退職することに後ろめたさを感じてない?見方を変えて考えてみよう!
どんなに辞めてやる!と思っていた職場でも、いざ本当に退職となると、どこか申し訳なさや引け目を覚える人もいるのではないでしょうか。
でも、それって、本当に諦めや逃げなのでしょうか?
きっとあなたは、何か叶えたいことがあって、それを叶えるための一歩として退職を決め、別の生き方を選択しただけではないでしょうか?
私が感銘を受けた1冊の本があります。
オリンピックにも出場されたアスリート、為末大さんの著書である『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』です。
私はこの本を読んでこれまで自分のマインドにかかっていたロックが外れたような気持になりました。人生はもっと自由に選択して良いのだと、思えたんです。
仕事で悩んでいる方にはいいかもな~と思って一応ご紹介しておきました。
もし本当に退職したいなら。あとは行動に移すのみ
最後は、勇気を出して退職の意思を伝えるだけです。
但し、意思を伝えたときに注意すべきは、ほとんどの確率で、あなたは引き留められるだろうということです。
例えばですが、こんなふうに引き留められます。
▼仕事で辞めたいと漏らすと必ず沸いてくる退職引き止めおじさんの例
・辛いのは君だけじゃない。皆辛い思いをしながら働いてる
・石の上にも三年。ここでダメならどこ行ってもやってけないよ。
・逃げの転職では今いる以上の会社には行けないよ
— りょん@携帯ショップブロガー4ケタ達成 (@ryon_lynwood) August 24, 2020
もちろん、年長者の意見や長く世間に伝わっている考え方にはそれなりの理由があるものです。
しかし、もし考えが揺らいでしまった場合は、一度落ち着いて考え直してみましょう。
退職なんていう大きな決断は、急いで結論を出すべきものではないです。
どうしても迷ってしまった場合は、別記事【転職引き留めで判断が揺らいだら・・・?あなたが持つべきマインドセットとは?】も参考にしてみてくださいね。
大切なのは、自分で決めること
ここまで色々と書いてきましたが、結局のところ、一番大切なのは「自分」がどうするか決めることです。
いつ仕事を辞めるかや、次にどんな仕事をするのかなど、自分で決定する力をつけていくと将来強くなる。
人生には本当に悩ましい決断を迫られることが多々あり、どんな場面でも自分主体で人生を進めていけるようになる。
— りょん@携帯ショップブロガー4ケタ達成 (@ryon_lynwood) September 4, 2020
人によっては他人から受けた恩で身動きがとれなくなっている人もいるかもしれません。
例えば、以下の例です。
- 上司がいい人だったから期待に応えたい
- 退職したら親に何て言われるかわからない
しかし、他人の考えで決定をしてしまったり、人のために生きていると、後悔が生まれたり、自分の人生を生きることができなくなってしまいます。
伊達政宗の残した、「大事の義は、人に談合せず、一心に究めたるがよし」という言葉があります。
大切なことは人に相談せず、自分ひとりで決めるのが良い、という意味だそうです。
相談をしすぎて悩みが深くなったり、決断を人に委ねてしまっては自分で決められない人生になってしまいます。
まとめ
この記事では私が携帯販売を辞めた決め手3つをご紹介してきました。
おさらいすると、
- 接客が辛くなった
- 休日・労働時間への不満
- 一生の仕事として考えられなかった
特に初めての転職の方は周りの意見に不安を覚えると思いますが、自分で考えて決断することが最も大事です。自分の人生は誰のせいにもできません。
未経験の仕事へのキャリアチェンジをしている人だってたくさんいますし、今まさに携帯販売を頑張っていらっしゃる方はこんなに大変な仕事を毎日続けている自分に自信を持ってくださいね。
みなさんの悩みが解決できる判断材料が見つかっていたら幸いです。